
ダンディズムを追及することに余念がない皆さんは、靴磨きを行っているだろうか。「男のお洒落は足元から」などという誰が言い始めたのか分からない金言があるが、あれは本当である。
私は先日、就職活動を終えたのだが、面接対策以上に靴磨きにこだわっていたから多少の知識がついた。ダンディズムの階段を読者諸賢よりも一段上った私が使っている道具を、参考にして頂けたら幸いである。
靴磨きに必要な道具
- 靴磨きクロス(Tシャツの切れ端)
- 埃落とし用馬毛ブラシ
- 仕上げ用化学繊維ブラシ
- 塗布用豚毛ブラシ
- クリーナー
- 保湿クリーム
靴磨きに必要な道具は基本的に以上の6種類である。この記事では、以上のような道具が必要であることをご理解頂いたうえで、より快適なシューケアのために定番のブラシを紹介させて頂く。
クリームやローションはノービスである私の範疇を超えてしまうが、私が使っているのはこちらも定番のものなので、最後にそちらを紹介する。ちなみに、詳しい手順が分からないという方は、化ノ革の『【保存版】正しい靴磨きの手順』をご覧頂きたい。
M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ) プロ・ホースブラシ/プロ・ブラシ
私は汚れ落とし用と仕上げ用のブラシは、M.MOWBRAYのプロ・シリーズを愛用している。サイズが小さいコンパクトなブラシがあるが手に合わないと疲れるのであまりお勧め出来ない。
そのため、手の大きな男性には特にプロ・シリーズをオススメしたい。ちなみに、仕上げ用のブラシは豚毛ではなく化学繊維だが、こちらの方が艶出しし易く初心者向きである。
English Guild(イングリッシュギルド) 豚毛ブラシ
塗布用ブラシはEnglish Guildの豚毛ブラシである。一般的なブラシと比べて操作性に優れていて、ソールと本体の隙間を丁寧に塗れる。しかし、一番の特徴はその見た目である。
美しいワインレッドの持ち手にベージュの豚毛がよく映える。正面に施された金色の刻印も相まって、イタリアのM.MOWBRAYやドイツのCollonilとは違う、ダンディズムの故郷英国の風格を醸し出している。
M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ) ステインリムーバー/Columbus(コロンブス) ブートブラックシルバーラインシュークリーム
クリーナーと保湿クリームは下記の2種類である。おそらく世の中で一番使われている大定番であるので、大船に乗った気分で使用して頂きたい。
結び
最後に皆様に2つだけ大切なことをお伝えしておきたい。まず、馬毛ブラシを使ったホコリ落としは、毎日の習慣として行って頂く必要があることである。
「ダンディズムとはやせ我慢である」(ドラマ『俺のダンディズム』テレビ東京)から、日々の手入れを面倒臭がるような男は、ダンディズムの階段の一段目でつまずき、大怪我をすることになるであろう。
次に、汚れ落としも仕上げも、Tシャツを使うなら使い古していないといけない。詳しいことはYOURMYSTAR STYLEの『靴磨きに使う布の素材やサイズ、巻き方は?家庭にある素材も使える!』を見て頂くのが良い。