好み(主観)というもの

ファッションはあまり主観的になってはいけない。

カジュアルの線引き

フォーマルにおいてはクラシックなスタイルを好む私だが、Ralph Lauren Rugbyのスカル柄のナロータイを持っている。私の上司はこのネクタイをカジュアルだと思っているようで、「次付けて来たら切ってやる」と言われている。そんな上司の誕生日に、私は満腔の愛を込めて亀の子束子を贈った。

ネクタイの色合わせ

私の最近のダンディズム向上の原動力は、私のスーツを褒めてくれる同僚の女の子だが、彼女と話している時にファッションがいかに難しかいものであるのかを実感したことがあった。

私は黒のストレートチップを履いて会社に行く気がしない。中身が真面目な男だから、見た目は抜きたいのだ。最近ようやく黒のタッセルローファーを手に入れたのだが、今まではイタリア人よろしくいつでも茶靴だった。

その日は、グレースーツ、白シャツ、ネイビータイにブラウンの靴を合わせていた。ところが、私はグレーのスーツにブラウンの靴を合わせるのがあまり好きじゃない。

だから今日はあまりテンションが上がらないんだなんて話をしていた会社からの帰り道、彼女は私のネクタイを指差し、「このネクタイが合ってないんじゃないの」と言った。

グレーのスーツといえば、白シャツとネイビータイが一番王道の組み合わせである。ネクタイの色合わせを調べれはどんな媒体を見たって必ず出てくる、男なら誰だって一度くらいはやったことがある組み合わせだ。なのに……。

アーユーダンディ?

ファッションは、誰に見られる(見られたい)のかを考えながら磨いていかないといけない。私の会社ではスカル柄のナロータイはノープロブレムだが、私は愛すべき上司の言う通りにしているし、王道ではあっても、グレースーツ、白シャツ、ネイビータイの組み合わせは使わない。鏡を見て満足しているような悲しい男になってはいけないのである。