万双『双鞣和地(そうなめしわじ)二つ折り財布』のススメ

万双 双鞣和地(そうなめしわじ) 二つ折り財布(小銭入れ付)

私が愛用している財布は、万双オリジナルの国産革「双鞣和地」を使ったダークブラウンの二つ折り財布(小銭入付)である。

双鞣和地

フルタンニン二重鞣しを施された、日本独自の最高品質レザー。通常の工程の数倍の手間隙が掛けられており、驚くほどのしなやかさと堅牢さを併せ持つ。日本特有の気候を想定して開発された皮革であるため、耐久性にも優れ、美しい経年変化を見せる。

万双 双鞣和地(そうなめしわじ) 二つ折り財布(小銭入れ付)

双鞣和地二つ折り財布の魅力は主に次の4つである。その中でも最後の小銭入れが私の感じる最高の魅力であるので、この記事ではこちらについてお話させて頂く。

  1. 美しい菱縫いのステッチ
  2. 昔ながらの工程により手間隙を掛けて処理されたコバ
  3. 贅沢に全パーツに使われている双鞣和地
  4. 独特のカッティングで取り付けられた小銭入れ
万双 双鞣和地(そうなめしわじ) 二つ折り財布(小銭入れ付)

ところで、万双は卸の販売を行わないので滅多にお目に掛かる機会が無い。私の万双との出会いはテレビ東京系列のドラマ「俺のダンディズム」であったのだが、まずは少しこの話を聞いて頂きたい。

万双の技術

万双が採用しているのは、見た目が美しく耐久性に優れた菱縫い。しかし、単なる菱縫いではなく、より美しく整然とステッチを刻むように針を極限まで研ぎ澄まし、革の組織を破壊することなく斬る様に縫う縫製技術。ブランドのロゴに代わる万双の商品の証でもある。

また、万双のコバ処理は、ヤスリや鉋を用いて丁寧にコバを削りだし、下地を綺麗に整え、塗料で着色し、ランプで熱したコテを使い蜜蝋を溶かしながらコバに染込ませる。色付きラバーやヘリ返しが主流になった現在では珍しい、昔ながらの工程(公式ホームページより)。

俺のダンディズムで万双との出会い

当時、私は自分の財布に不満を抱いていた。ミニマリストを目指してマネークリップとカードケースと小銭入れを分けていたのだが、持ち物が多く面倒になっていたのである。そんなある日、久しぶりに「俺のダンディズム」を観て、二つ折り財布を購入しようと考えた。

しかし、この番組に出てくるブランドは大学院生には手が届かない海外のハイブランドばかり。そこで万双である。万双の財布は海外のハイブランドに比べて値段が半分以下だが、品質は折り紙付である。

低価格の理由

万双は百貨店等への卸の販売を一切行っておらず、購入出来るのは上野の一坪店舗かオンラインのみである。また、ロゴの刻印がない代わりに、ハイブランドのような高額なブランド料は取らない。

ブランドのロゴが入っていないことに不満を感じる方もあるだろうが、財布のブランドでしか自己実現できないような男はダンディズムとは関係のない道に迷い込んでいる。男磨きの道は京都の小路のように複雑に入り組んでいるから、この記事があなたの標識になることを祈っている。

双鞣和地 二つ折り財布の魅力は小銭入れ

万双 双鞣和地(そうなめしわじ) 二つ折り財布(小銭入れ付)

ようやく本題だが、双鞣和地 二つ折り財布の魅力は小銭入れである。「万双オンラインストア」の商品ページでも誇らしげに紹介されている。

取ってつけたポケットではなく、そこにあるべくしてあることを主張するデザイン・素材のカッティングが、万双のこだわりでもあります。

札入れに小銭入れが取り付けられているのではなく、小銭入れの部分の革が切り取られており、そこに小銭入れが縫い付けられている。そのため、よくある二つ折り財布の小銭入れのように「私が主役である」とでも言いたげな出しゃばり様では決してないが、確かにこの財布の主役に躍り出ているのである。

『双鞣和地 二つ折り財布』はこちら

コードバン 二つ折り財布(小銭入れ付)

私が購入したのは双鞣和地二つ折り財布だが、「俺のダンディズム」で紹介されているのは「コードバン 二つ折り財布(小銭入付)」である。こちらは双鞣和地の二つ折り財布に比べ、より一層光沢が強く品を持ち合わせているが、最大の魅力である小銭入れはボックス型を取り付けた様なタイプである。

最後に

ダンディズムにとって本当に大切なのは「どんな財布を持っているか」ではなく「どんな手入れをしているか」である。おすすめのブラシを紹介したので是非参考にして頂きたい。