京都観光旅行で行くべき、混雑回避の定番チョイずらし

ここまで二回にわたり京都の話をしてきたけれど、とてもくだらない内容になってしまっている。今回ばかりは役に立つ情報を読者諸賢に届けたいと考えたので、京都市内の観光名所について書くことにした。私は、京都市で過ごした4年間で100箇所の観光寺社を訪れたから、ある程度の知識は持っているのだ。

とはいっても、京都の観光名所を分かりやすくまとめた記事はインターネット上に溢れ返るほどあるから、私は、混雑が苦手な方にオススメな以下の3つの「定番チョイずらし」な観光名所を紹介する。

  1. 祇王寺
  2. 法然院
  3. 上七軒

ただ、「定番チョイずらし」とは言っても、たとえあなたがすべての有名所を差し置いてこの3つだけを訪れたとしても、あなたの京都旅行は素晴らしいものになるだろう。

祇王寺

祇王寺は、京都市内の神社仏閣の中で、私が最も気に入ったものである。驚くべきはその小ささで、足を踏み入れたら全てが見渡せてしまう程にコンパクトである。しかし、京都市内に数ある苔の名所のなかで、祇王寺ほどに伸びやかお寺はないので、ぜひ訪れて頂きたい。曖昧な表現になってしまうが、あまりに整った庭は庶民には落ち着かない。その点、祇王寺は丁度良いのだ。

祇王寺は竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵で、『平家物語』にも登場します。祇王寺は昔の往生院の境内にあり、往生院は法然上人の門弟良鎮によって創建されたと伝わっています。

法然院

法然院は、京都市市街の端の端、東山の麓にあるのだが、山と一体になっていて自然からのマイナスイオンを感じる仏閣である。白川通の東、法然院の西の一体には住宅街が広がっているのだが、なんとも京都らしい雰囲気を持っているから、もう一度京都に住む機会があるのならばこの辺りに住みたいと私は考えている。

鎌倉時代の初め、法然上人は鹿ヶ谷の草庵で弟子と共に、念佛三昧の別行を修し、六時礼讃を唱えられました。1206年、後鳥羽上皇の逆鱗に触れた法然上人は讃岐国へ流罪となり、その後草庵は久しく荒廃することとなりました。しかし、江戸時代初期の1690年、知恩院の萬無和尚が、元祖法然上人ゆかりの地に念佛道場を建立することを発願し現在の伽藍の基礎が築かれました。

これは法然院からほど近い住宅街の一角である。有名な哲学の道もこの辺りで、住宅街の中を琵琶湖疎水が流れている。夏の景色であろう、青々と茂る木々が爽やかである。

上七軒

上七軒は京都最古の花街で、京都の中で最も風情ある街である。一方で、祇園界隈と比べると圧倒的に観光客が少ないから、人混みが苦手な方には是非とも訪れて頂きたい名所である。時間は夕方以降が良い。舞妓さんを見かけるのもこの時間帯である。

上七軒の由来は、室町時代に北野天満宮の再建の際に残った資材を使って7軒の茶店が建てられたこと。桃山時代に豊臣秀吉が北野で大茶会を開いた折に茶店側は団子を献上したところ大いに誉められて以来繁栄を極める。

祇園界隈は時間をチョイずらし

最後に余談ではあるが、二年坂、産寧坂界隈は訪れる時間を「チョイずらし」することをオススメしたい。日中はあまりに人が多くて、京都にいるのかテーマパークにいるのか分からなくなりそうな程である。

早朝か夕方以降に訪れれば、当然お店は全部閉まっているが、なんとなく昔の京都はこんな景色であったのではないかと思われてくる。言うまでもないが、深夜なんかに訪れたら幽霊に遭遇するだろう。

結び

京都旅行を計画する中で、この記事にたどりつく人はごく少数であろう。しかし、もしあなたが偶然にも京都旅行を計画していたのなら、最高の旅行になること請け合いである。