千葉県某所の和室広縁は気楽時代の書斎である

今まで何度か、私が実家の和室広縁で燻っていることを伝えたが、今回はその和室広縁を紹介させて頂く。文系大学院生なんていけていない男の書斎など興味ない方がほとんどであろうが、和室の広縁を書斎にしている人間はそう多くないだろうから是非、最後までお付き合い頂きたい。

和室広縁の書斎

私は一日のほとんどをここで過ごす。大学院の講義をここで受け、修士論文の研究をここで行い、誰の役にも立たないブログをここで書く。読書もゲームもここでして、ドラマも映画もここで観る。最近は英会話を毎日行っているので、こんな狭い空間から何かと世界に繋がっていたりもする。

下宿から実家に引き上げることを決めた7月に、持ち帰った愛用の勉強机をここに置いて以来、私の書斎となり今日に至る。最初は狭い空間に慣れなくて足で何度も障子に穴を開け、補修も行った。

これが私の書斎の中心であるところの机の上だ。カメラで写してみると、随分あっさりとした感じもするが、私は自分で使いこなせるものしか揃えない。大体デュアルモニターなど常人に使いこなせるものなのか。

机は小学生の頃から使っているイクススの机で、無垢材で出来ているので表面を削ると新品のように美しくなる。左に見えるのは同じくイクススのワゴンで、机の下に入れて使うのが普通だが、私は空間を贅沢に使っている。

修士論文の執筆に向けた研究が本格化してから長らく首の痺れに悩まされてきたので、思い切ってモニターを導入した。それに合わせてウェブカメラを購入したり、モニターとの相性が悪くハムノイズが発生するようになってしまったスピーカーの代わりに最新ワイヤレススピーカーを導入したりした。

以前からパソコンをスタンドの上に乗せて使っていたので、キーボードとマウスは長らく愛用しているApple製である。画面右に見えている本棚の中には、愛する森見登美彦氏の全作品を収めている。これが私の唯一無二の書斎である。狭い。