レイニーデイ・イン・クマモト
同僚の女の子とのドライブで人生で初めて熊本に上陸した。三島由紀夫も飲んだ琥珀色のコーヒーを飲むためだ。新型コロナウイルス対策でテイクアウトのみだったが、ほかに客がいなかったので店内で飲ませてもらった。…
同僚の女の子とのドライブで人生で初めて熊本に上陸した。三島由紀夫も飲んだ琥珀色のコーヒーを飲むためだ。新型コロナウイルス対策でテイクアウトのみだったが、ほかに客がいなかったので店内で飲ませてもらった。…
珈琲の街福岡に来て以来、かなりコーヒーを飲んだ。一時は自宅で豆を挽いて飲むのが趣味だったが、最近は少し高めのコーヒーにお金を出すようになった。スターバックスコーヒー天神VIORO店でイルガチェフ産のエ…
25歳の誕生日。記念すべきアニバーサリーを私は忘れていたのである!前日は22時半まで会社で残業、日が変わり父親に言われてようやく自分の誕生日に気が付いたのだ。 迎えた誕生日の夜。上司が奢ってくれるとい…
人生100年時代。私は今年25歳になるので4分の1を過ぎたあたりである。重要な年になるので、一年の抱負をここに認めるとする。今年の目標はズバリ、「無難に全てを手に入れる」である。 エクセルマクロを習得…
憧れの先輩との最後の時間を過ごしてから一ヶ月、相変わらず先輩のことを忘れることができない私だが、一方で人生を楽しんでいる。小さな企業に入ったおかげで発言機会が多く、立ち上げたばかりのベンチャー事業では…
プロローグ 先輩が突如として私の前から消えてから一ヶ月弱が経ち、ようやく再開を果たすことができた。そして間違いなく、今日が先輩と会う最後の日である。 物語のエピローグ 私と先輩の今日が刹那いかなる展開…
プロローグ ◯◯、朱肉は?これが先輩が私にかけた最後の言葉である。私が人事評価の面談から帰ってくると、先輩は挨拶も残さず退社していた。人生で初めて見つけた憧れの先輩と会社で過ごしたのは、わずか3ヶ月だ…
プロローグ 前回、先輩が私の気持ちをわかっていないと馬鹿にしたが、考えてみれば私も私の気持ちなどわかっていないのだ。 女性への妬み 私は大学生1、2年の頃、乃木坂46を妬んでいた。同世代の女の子があれ…
プロローグ 私が憧れる“麗しき黒髪の乙女”は、あまり頭が良くないらしい。私としてはドキドキさせてもらったりしたいわけだが、それも全く分かっていない。しかし、天然なところがまた可愛い。 天然な先輩 最近…
プロローグ 拝啓 私の憧れの先輩。今日は会社には来られませんでしたが、お加減大丈夫でしょうか。私昇進しました。そんなことより、この度、BONMACのコーヒーミルを買いました。いつ試しに来られますでしょ…