文系大学院生の終わり、学生生活のエピローグ

2021年3月19日、私の学生生活が終わった。6年にも及ぶ長い学生生活だった。昨日は1年以上顔を合わせていなかった先生や同級生に会った。長らく見ていなかった大学のキャンパスは懐かしかった。わたしは無事、経済学修士になった。しかし、本当に長い学生生活だった。

わたしの第二の母校(画像引用

4年間の大学生活は、京都で過ごした。サークルも部活も参加せず、ただひたすら惰眠を貪るようなどうしようもない4年間だったが、夕日に焼かれた上七軒を走りながら、仕事に向かう舞妓さんとすれ違ったり、バイトの朝勤に向かう道すがら、賀茂大橋から鴨川を眺めた日常は本当に幸せだった。

大学院に入ってからは、実家を出て1年間国立市で暮らし、流行り病が厳しくなってからは実家に戻った。この1年間は充実していた。学術研究を体験できたことも素晴らしかったが、優秀な同級生に感化され、政治哲学の世界に足を踏み入れたことが何よりの収穫だった。

エピローグ

麗しき黒髪の乙女と薔薇色のキャンパスライフを送り損ねた後悔は計り知れない。しかし私はもう知っている。

不毛と思われた日常はなんと豊穣な世界だったのか。ありもしないものばかり夢見て、自分の足元さえ見ていなかったのだ。これは私が選んだ人生、私が望んだ結果である。