コーヒーミルの静電気はRDTで解決する

先日、ボンマックのコーヒーミル“BM-250M”を買った私は、憧れの先輩を自宅に招待するのを楽しみにしていたのだが、そんな妄想を完膚なきまでに打ち砕いたのが、静電気だった。コーヒーミルに静電気が生じるのは有名な話だが、対策を一通り打ってみたのに全く解決しないので驚いた。

  • 静電気除去キーホルダー
  • 使用しない時に電源を抜く
  • アルミテープを粉出口に巻く
  • アンチスタHを塗布する

上述の4つの対策を試したが全部ダメ。コーヒー豆を挽くたびに掃除機をかけるのはかなりの手間で、何のために電動に買い替えたのか分からなくなっていた。最近は、朝のコーヒーを会社の近くのセブンイレブンで買うアイスコーヒーで済ませるのが習慣になっていた。

ところが、こんな状況を一変したのが、RDTだった。RDTとはRoss Droplet Techniqueのことで、一滴(Droplet)の水をコーヒー豆に落としてから挽くというものである。これにより、グラインダーの臼と豆の間の電気の交換が促進され、静電気が発生しなくなるらしいのだ。

実は一番初めに一回試してはいたのだが、購入したばかりのグラインダーに水を入れるのが躊躇われ、十分な水を入れられなかったようだ。ところが、もはや壊れたらそれはそれでいいやと適量の水を入れてみて驚いた。静電気がほとんど発生しなくなったのだ。

私はガラスの皿に豆を入れ、スプレーボトルを1プッシュしたら一度混ぜ、もう1プッシュしてまた混ぜてから挽くようにしている。ちなみに、1プッシュしてから入れるだけだとほとんど変わらないので要注意。これでも多少は粉出口に残るが、付属の筆で簡単に落とせる程度である。もしかしたら水分がグラインダーの中に残って錆びたりするかも知れないのであまりオススメはできないが、どうしても困っているそこのあなたは自己責任で是非。